ウッドデッキの作り方・施工事例1   2/3

中途半端な高所作業、足場の確保が難しいため作業スピードも遅くなります。レベル合わせは要注意。

ウッドデッキの作り方・柱を建てる

ウッドデッキの柱を基礎に建てる フェンスの柱を建てる

足場のない状態での作業で、かなり危険が伴いました。 (すべて脚立1つで行いました。)
柱は固定金具で付けようかと思っていましたが、当時いい金具がなかったためほぞ穴をあけて建てることに。
しかし、この「ほぞ穴」がくせ者で手がおかしくなるくらい大変でした。サイプレスは通常の材木に比べ硬いためノミがなかなか進みません。

アンカーの位置の失敗  

ほぞ穴は90ミリの角材を三等分した寸法で穴を開けました。
また、穴は雨水がたまると良くなさそうなので、通し穴にしています。
通りがかりの大工さんが四苦八苦している私を見かねて、教えてくれたことがあります。 大工さんの話
①ほぞはオスの方を2ミリ程大きく作る。
②入りづらい時は、オスの方に濡れぞうきんを巻いて湿らす。
③なるべくきつく作り、最後はカケヤで叩き込む。
この話は、一般の材木の話なので、①についてはハードウッドには通用しませんでした。同じ寸法でもきついですね。

柱について

柱を建てるときは特に垂直に注意します。前後左右まっすぐになっているか確認しながら慎重に。
もし、長い材料がまだありましたら、クランプなどで一時固定をして笠木を止めてください。

笠木の固定

笠木の固定方法

ちょっと見にくいのですが、笠木の固定方法です。
笠木はコーナー部分は45度カットをして、突き合わせます。その時コーススレッドは片側2本でも大丈夫でした。
つなぎの部分は柱の幅の半分で分けて固定します。
いろいろ調べたのですがこれがオーソドックスな方法です。もし強度に不安があるようでしたら、下側にシンプソン金具を付ければ強度が増します。


ウッドデッキの作り方・梁材の構造

ウッドデッキの作り方梁の設置

ガレージの上にセラガンバツの梁を乗せます。この梁材は非常に重く1本60kg弱あります。ここだけは1人では できないので手伝ってもらいました。
このセラガンバツは元々枕木なので寸法があまり正確ではありません。立ててみると寸法が+-10ミリ程あります。
この部分の対処は、ベースのサイプレスを切欠いてレベルを出しました。

梁材のレベル合わせ
 

上の写真がセラガンバツの梁材のレベルを合わせるために行った
サイプレスの切欠きです。 このレベル出しは、燃料パイプを使った
水盛管で行いました。 間に合わせの材料でも正確にレベルは出
せます。
尚このサイプレスの切欠きは、危険と思いつつ擁壁の上で丸ノコ
で細かく切り込みを入れてノミで仕上げました。

基礎に切欠きを入れたところ

切欠きを入れた部分のアップ写真です。
切欠きの位置だしは、実際に梁材を乗せてみて直角を図りながら割り出しました。
写真の切欠きの左側は間違ったケガキ線です。


尚このホームページで記述している内容は、まったく個人的な感想であり、悪意等はありません。 また使用に関しては、使用される方の個人の責任でお願いいたします。

 

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